2杯目のラテを半分ほど飲んだところで、相手がカップを置いて、ごく自然に聞いてきます。「で、前の恋愛はどうやって終わったの?」。あなたの頭の中には一瞬で3つのバージョンが浮かびます。40分の完全版、話すほど腹が立ってくる恨み節版、そして「いや、合わなかっただけ」のはぐらかし版。
3つともあまりよくありません。デートで元恋人の話をしてもかまいませんが、少しだけにします。聞かれたら、一言二言で落ち着いて話し終えて、誰も責めず、話を2人のことに戻します。自分から長々と話さないこと、嘘をつかないこと。
逆に、自分から、しかも早めに話すべき場合が1つだけあります。その関係が相手の判断にまだ影響するときです。たとえば、実はまだ完全には別れていないとき。
ここからはいちばんよくある3つの場面を分けて見ていき、最後に一言バージョンを載せます。自分の状況に合わせて変えれば、そのまま使えます。
相手に元恋人のことを聞かれたら:短く、落ち着いて、責めない
相手がこの質問をするのは、たいてい2つのことを知りたいからで、ゴシップが目当てではありません。あなたが今本当にフリーなのか、新しい人を知る余裕があるのか。それから、あなたが過去の人をどう話すか。後者は、答えの中身よりも参考になることがよくあります。試験だと思わず、ふつうの質問として、正直に短く答えれば十分です。
使いやすい組み立てはこうです。どれくらい付き合ったか、誰も責めない理由を一言、今の自分の状態。そして話を相手に返します。
こう話せば、相手が受け取る情報はちょうど足ります。期間、だいたいの理由、もう立ち直っていること。掘り下げられる細部はありませんし、相手を審判の席に引っぱり込んでもいません。
やらないほうがいい3つのこと:
- 元恋人を悪者にする。「あいつは本当におかしかった」「すごく自分勝手な人だった」。たとえ事実でも、知り合ったばかりの人には、あなたがまだ怒っていることしか伝わりません。しかも相手は、いつか自分がどう言われるのかをこっそり想像します。
- 平気に見せるために嘘をつく。付き合ったことがないと言う、3か月前の別れをずっと昔のことのように話す。こういう話はあとで辻つまを合わせにくいですし、相手は間違った情報の上で判断することになります。
- すぐに交換を求める。「じゃあ次はそっちの元恋人の話ね。」相手があなたに聞いたからといって、自分も聞かれたいとは限りません。
自分から元恋人の話をしたい:まず、なぜ話したいのかを自分に聞く
軽く触れるのはごくふつうのことです。「前にあのへんに住んでた」「この店は前に付き合ってた人に教えてもらったんだけど、ラーメンは本当においしい」。こういう単純な事実は言えばそれで流れていくので、わざわざ避ける必要はありません。
気をつけたいのは「ずっと話したくなる」ときです。1時間のうちにもう3回目、その人の話をしている。別れの細かいいきさつや、どちらが悪かったかを話し始めている。こういうときは、たいていデートの相手とは関係がなく、あの関係をまだ消化しきれていないというサインです。話題を引き戻して、家に帰ってから、自分が新しい人を知る準備ができているのかを考えるほうがいいでしょう。
元恋人と比べるのもやめましょう。ほめ言葉でも同じです。「前の彼女とは全然違うね。あの人は全然話を聞いてくれなかった。」聞いた側は比べられていると感じますし、元恋人が一気にあなたたちのテーブルに座ってしまいます。
別れの細かい話、誰が悪かったか、どれだけ傷ついたか。こうしたことは、初デートで話すにはまだ早い打ち明け話です。本当の意味で自分を出すことと、わかってほしくて打ち明けすぎることの違いは、自分を出すペースのレッスンでいろいろな場面を練習できます。
相手の判断に影響することは、先に言う
「元恋人の話をするかどうか」を超えて、相手に知る権利がある状態もあります。
- まだ一緒に住んでいる、または離婚の手続きが終わっていない
- 別れて数週間しかたっておらず、新しい関係を始めたいのか自分でもわからない
- 今もよく連絡を取っていて、ときどき会っていて、実はきれいに切れていない
- 子どもがいて、元パートナーと一緒に育てている
相手は、あなたが渡した情報をもとに、あなたを知るために時間を使い続けるかどうかを決めています。相手がもう気持ちを注いだあとまでこれを隠していたら、相手の代わりに選んでしまったのと同じです。こう切り出せます。
「先に1つ言っておく。3か月前に長い付き合いが終わったばかりで、今はゆっくり人を知りたい。すぐに気持ちを注ぐことはできない。先に知っておいてほしい。」
話したからといって、いきさつまで説明する必要はありません。はっきりさせるのは状態だけで十分です。話したあとは、相手がそれで一歩引くかもしれないことを受け入れます。関係を進める前にどんなことをはっきりさせておくべきかは、3つのことは偽らないのレッスンにまとまっています。
相手が一晩中、元恋人の話をする
別の場面もあります。1時間のうちに、相手が元恋人の話を5回した。元恋人もこの店が好きだった、元恋人は前はこうだった、元恋人は今誰と付き合っている。愚痴のときもあれば、逆に元恋人がどれだけよかったかをずっと話すときもあります。
元恋人と競う必要も、まったく気にしていないふりをする必要もありません。やわらかく一度受けて、一度変えればいいのです。
「その付き合いは大きかったんだね。今ほしい暮らしって、そのころと何が違う?」
それでも話がずっとそこに戻るなら、そのまま聞きます。わからないときは、軽くはっきり聞く一言のほうが、一晩中推測するよりずっと役に立ちます。無料レッスンのわからなければ聞くは、こういう一言の練習です。
「まだその付き合いを整理してるところなんだね。今は新しい人を知りたい?それとも少し休みたい?」
相手が先に休みたいと言ったら、「わかった」と返して引きます。説得も待つ必要もありません。
やらないこと:相手の愚痴の受け皿にならないこと。一晩中一緒に元恋人を悪く言ったり、相手の悲しみに合わせてずっと慰めたりしない。そうするとデートの間ずっと別の人の話をしていて、2人自身のことは何も話せません。相手が愚痴を言い続けるなら、そのまま止めてかまいません。「よし、今日はその人の話はおしまい。最近何してるのか聞かせて。」相手を診断したり、「もう忘れなよ」と講義したりもしないこと。
元恋人の話が多いのは、何を意味する?何を意味しない?
意味するかもしれないこと:その関係が今もまだ大きな場所を占めている。相手には今、新しい人に注ぐ余力があまりない。このデートは相手にとって、一部は過去を消化する時間になっている。
意味しないこと:一度触れただけでは何も意味しません。何度も話すからといって、相手が必ずよりを戻すとか、よくない人だとか、この先ちゃんと恋愛できないとかいうことにもなりません。別れてしばらくたつと、自然とあまり話さなくなる人は多いものです。
直感とは逆の点が1つあります。元恋人のことを落ち着いて、少し感謝さえ込めて話せる人は、たいていむしろいいサインです。もう少し気にしてみたいのは別の話し方のほうです。どの元恋人も「最低な人」「おかしな人」で、自分にはまったく責任がない。これは診断というほどのものでもありません。もう少し観察してもいいところ、というだけです。人が過去の相手を語るやり方は、いつか自分を語るやり方になることもあるからです。
相手を好きでも、まだ準備ができていないと見て取れるなら、一歩引いてかまいません。相手が「大丈夫」になるのを待つ必要はありません。会い続けるかどうかは、デートでときめかないなら2回目はあり?のチェックリストで整理できます。
一言バージョン:自分の別れ方に合わせて変える
「4年付き合って、目指す方向が違って一昨年に別れた。今はインスタでたまにいいねし合うくらい。」
2人がどうケンカしたか、どっちが先に別れを切り出したか
「途中で信頼が崩れて、終わりにすることにした。振り返ると、あのとき離れてよかった。」
浮気相手が誰か、どうやって気づいたか
「別れを言ったのは自分。相手がほしい約束をあげられないとわかって、引き延ばすのは2人ともよくないと思った。」
別れたあと相手がどれだけ崩れたか
「2か月前に別れたばかりで、まだ立て直してる途中。だからゆっくりいきたい。」
まだ相手が戻ってくるのを待っている
「ちゃんと付き合ったことはなくて、ここ何年かは仕事と自分のことに集中してた。」
ごまかすために話を作る
この一言たちに共通しているのは、状態を話して筋書きは省くこと、相手を裁かずに自分のことを話すこと、話し終えたら話題を目の前の人に返すことです。初デートでほかに話せる話題、まだとっておく話題は、初デートの会話は何を話す?を見てください。自分がどこまで話せばちょうどいいか知りたいなら、デートで自分の話はどうする?に簡単なチェックが2つあります。デートの記事はデートのトピックページにまとめています。
セルフチェック:元恋人の話し方を3問で
1. 相手に「前の恋愛はどうやって終わったの?」と聞かれた。いちばんいい答えは?
2. 3か月前に別れたばかりで、気持ちを注げるかまだわからない。言う?
3. 相手が1時間のうちに元恋人の話を5回した。いいやり方は?
よくある質問
初デートで元恋人の話をしていい?
していいです。聞かれたら短く正直に一言二言で答えて、責めず、比べず、話を目の前に戻します。自分から長々と話すのはおすすめしませんが、まったく避けたり嘘をついたりするのもおすすめしません。避けようとしすぎると、かえって相手の好奇心をあおります。
「なんで別れたの?」と聞かれた。本当のことを言うべき?
本当のことを言います。ただし大まかでかまいません。「望む生活が違った」「信頼が崩れた」はどちらも本当のことで、細部まで説明しなくていいのです。「細かいことは、もう少し仲良くなってから話すね」と言ってもかまいません。
別れたばかりだと相手に言うべき?
別れてまもなくて、気持ちを注げるかまだわからないなら、早めに言うことをおすすめします。相手があなたに時間と気持ちを注ぐかどうかに関わることで、相手には知る権利があります。状態をはっきり言えば十分で、いきさつまで話す必要はありません。
デート中、相手がずっと元恋人の話をする。まだ吹っ切れていない?
その可能性はありますが、1回のデートでは見きわめられません。今何を望んでいるのかを一度やわらかく聞いて、そのあと何回か会う中で様子を見ます。元恋人の話が減っているか、相手があなたに興味を持ち始めているか。ずっとそうならないなら、気持ちを自分のほうに戻すのも十分もっともです。