相手の返信がそっけない。「笑」「うんうん」「そっか」「だね」。ここで判決を下すのはまだ早いし、長文を書いて巻き返そうとするのも早い。短い返信は黄信号。まだ断られてはいないけど、相手も乗ってきてはいない。
この段階でやることは3つだけ。最近、相手のほうから何か話を振ってきたかを見る。中身があって返しやすいメッセージを1回送ってみる。いっそボイスメッセージにしてもいい。それでも冷たいままなら、はっきり言う。聞くのは1回だけ。
やらなくていいのは、「うんうん」と「うん」の違いを一文字ずつ研究すること、そして話題を探して相手のご機嫌を取りつづけること。前者は自分が疲れ切るし、後者は「この人は自分がすごく必要なんだな」と相手にますます確信させる。このサイトの考え方では、ご機嫌を取るより、はっきり言うほうが効く。相手の態度が変わるか、変わらなければこっちの時間が浮く。
ここでは「相手」と書く。そっけない返信に性別は関係なくて、誰でも送ったことがあるし、誰でも受け取ったことがある。
短い返信1回では何もわからない。見るのは、何日か積み重なった全体の様子。よくあるのは次の4パターン。
パターン1:もともと文字が少ない人
電報みたいにLINEを打つ人がいる。誰に対しても同じ。
見分け方:文字は少ないけど安定していて、送れば返ってくる。たまに聞き返してくる、写真を送ってくる、「今仕事終わった」と自分から言ってくる。会おうと言えば日にちを出すし、会えば実はよくしゃべる。
返し方:問題だと思わなくていい。こういう人にとって、文字は情報を送る道具でしかない。ちゃんと話すなら、会うか電話のほうが好き。メッセージでがんばるより、早めに会う約束をするか、電話を1本かける。「打つの遅いから 夜電話する」
やらないこと:長文で「もう少し文字を増やしてくれない?」と頼む。返事は来る、誘いに乗る、会えばよく話す。ほしいものはもう手に入っている。
パターン2:今忙しい、または今日は疲れている
見分け方:ふだんはこうじゃない。短い返信が来るのは仕事中、残業のあと、深夜。または、今週は締め切りに追われていると前に言っていた。1、2日すると、また話が増える。
返し方:会話を終わらせやすい出口を渡して、安心して休ませる。「今日だいぶ疲れてそう 先に寝て 続きは明日話す」
やらないこと:長いメッセージや新しい話題を送りつづける。相手はもう電池切れ。1通送るたびに、相手のやることリストが1つ増える。
パターン3:実はこっちのメッセージが返しにくい
いちばん見落とされやすいのがこれ。自分の直前の何通かを見返してみる。中身のない一言(「今日疲れた」)だけだったり、身元調査みたいな質問の連続(「ご飯食べた?」「週末何するの?」)だったりしないか。こういうメッセージには、「笑」「いいね」がいちばん自然な返事になる。
返し方:自分に実際に起きた具体的なことを1つ話して、相手が考えなくても返せるポイントを1つ残す。聞くのは本当に気になることだけ。
| 返しにくい | 少し返しやすい |
|---|---|
| 「今日疲れた」 | 「今日クライアントの修正 5回目まで来た そっちもこういう客いる?」 |
| 「ご飯食べた?」 | 「ラーメンかチャーハンかで10分迷ってる どっちか選んで」 |
| 「週末何するの?」 | 「週末晴れるって 外に出る派?家でだらだら派?」 |
| 「笑 だね」 | ひとまず送らない。あとで新しい話題にする |
右の列に共通するのは、具体的な出来事が1つと、頭を使わずに返せるポイントが1つあること。話をつなぐやり方はLINEの会話が続かないときどうする?にもっとある。
やらないこと:質問を3つまとめて送る。または「いる?」「どうした?」「忙しい?」と連投する。質問が多いほど、相手はどれから返せばいいかわからなくなるし、こっちが焦っているのも伝わる。
パターン4:相手の興味がもともと低い
見分け方:1通だけ見てもわからないので、しばらくの期間で見る。相手からはほとんど連絡が来ない、聞き返してこない、返信がだんだん短くなる。会おうと言うと「また考える」と言って、そのまま話が消える。黄信号が長引くと、どんどん赤信号に近づく。
返し方:はっきり言う。口調はふだんどおり、少し笑いながらでもいい。スタンプしか返ってこないなら「なんでずっとスタンプなの 話したくない?」。ほとんど話題をくれないなら「なんでそんなにクールなの」。相手が「そんなことないよ」と言ったら「自分の返信見てみて」。最後までずっと冷たいなら「そんなにそっけないなら もう話すのやめよう」。
指摘されると、たいてい相手はもう少し返してくる。それでも一言だけなら、それも答え。
ひとつだけ例外がある。つながったばかりで、まだこっちのことをよく知らない人。とくに条件がよくて、ふだんから大勢に声をかけられている人は、最初は冷たいのが普通。こういう相手には急いで指摘しないし、すぐに態度をはっきりさせろとも迫らない。いつもどおり話して、基本的なことを少しずつ交換する。文字で進まないならボイスメッセージを1つ送る。相手があたたまるまで少し時間をあげる。
文字数より、相手がどれだけ動いているかを見る。これは無料レッスン言葉より行動を見るで場面ごとに練習できる。返事を待つために友達との予定を断ったり、夜ふかししたりしている自分に気づいたら、無料レッスンLINEは盛り上がるのに誘われないが、どこで力を引き上げるかを扱っている。
やらないこと:どんどん上乗せする。もっと長いメッセージ、もっと笑えるネタ、もっとプライベートな話題で、がんばりと引き換えに熱を買おうとする。力むほど、相手は「この人は自分がすごく必要なんだ」と確信する。
何回試したら十分?2、3回で手を引く
おすすめの損切りラインはシンプル。返しやすいメッセージかボイスメッセージに変えて2、3回試す。その間に1回はっきり言う。それでも相手が続けてこないなら、つまりこっちの話に乗ってこない、聞き返さない、新しい話題を出さないなら、そこでやめる。力は、話が合う人のほうに使う。
やめるというのは、ひとりで話題を供給するのをやめること。傷ついたとほのめかすストーリーを上げる必要もないし、別れの長文もいらない。相手がいつか自分から送ってきたら、普通に返す。話がはずんだら会う約束をする。返信を青信号・黄信号・赤信号で見るほうが、1通ずつ心を読もうとするより、ずっと楽。青信号・黄信号・赤信号のレッスンで、似たやりとりを使って練習できる。
なんで10回じゃなくて2、3回なのか。相手が話したくないときは、どんな文面に変えても効かないから。それに、返してこない1人にずっと食い下がっていると、すでに盛り上がっている人たちを放置することになる。
この3つの「立て直し方」は、もっと冷える
冷えたLINEを立て直す方法はネットにいろいろあるけど、次の3つはよく見かけるわりに、どれもおすすめしない。
- 感情的に問いつめる、長文で不満をぶつける。「その返し方どういう意味?」「全然気にしてないよね」に、気持ちを長々と書き足す。指摘は短く、軽く、一言で止める。悔しさのこもった長文から相手が読み取るのは、この人は傷ついていて、自分がすごく必要なんだ、ということだけ。
- 時間を計って放置し返す。相手が一言で返してきたら、こっちは3日放置して、向こうから来るのを待つ。スケジュールどおりに放置しても効かない。放置している間もずっと待っているし、相手はたいていもう別の人に返している。話題を供給しつづけたくないなら、本当に自分のことで忙しくすればいい。演技はいらない。
- きわどい話や下ネタで「盛り上げる」。相手が冷たいからと、急に色っぽいことや性的なほのめかしを送って反応を引き出そうとする。相手がまだこっちに惹かれていない段階で性の話をすると、焦っていて、がっついて見えるだけ。そのままブロックされる。
自分の具体的な話を1つして、返しやすいポイントを残す。
身元調査みたいな質問を3つまとめて送る。
「なんでずっと笑だけなの 話したくない?」
気持ちを長々と書いて、気にしてないのかと問いつめる。
やめて、返してくれる人と話す。
3日放置して、向こうから来るのを待つ。
早めに会う約束をするか、電話を1本かける。
急に色っぽいことや下ネタを送る。
やりとりをよくするためにできるのは、メッセージを返しやすくすること、言うべきときに言うこと、相手がずっと乗ってこないときにやめること。そこから先は相手しだい。関連する記事はメッセージと誘い方のトピックページにまとめてある。
セルフチェック:短い返信への返し方3問
1. 「今日疲れた」と送ったら、「笑」と返ってきた。いちばんありそうな理由は?
2. 相手がこの1週間、「笑」「うん」しか返してこない。聞き返してくることもない。どうする?
3. ふだんはよく話す相手が、この2日は残業で返信が短い。どう返す?
よくある質問
「笑」しか返ってこないのは、嫌われているから?
そうとは限らない。「笑」は、こっちが何かを言っただけのときのいちばん自然な返事だったり、相手が忙しいだけだったりする。見るのは、しばらくの間の相手の動き。自分から連絡してくるか、こっちに質問してくるか、会う話になったら日にちを出すか。返信の速さや文字数より、この3つのほうがずっと正確。
「うん」「そっか」だけなら、直接聞いていい?
いい。しかも、話題を探しつづけるより効くことが多い。口調はふだんどおりで、短めに。「なんでずっとうんだけなの 話したくない?」。聞くのは1回。あとは相手の行動を見る。態度が変われば、ちゃんと話す。変わらなければ、それ以上は粘らない。
いい感じだったのに、急にLINEがそっけなくなった。どうする?
まず前と比べる。ここ数日だけ急に冷たいのか、少しずつ冷えてきたのか。急に冷たくなったなら、生活で何かあったのかもしれない。「最近どうした?」と一言聞けばいい。少しずつ冷えてきて、説明もないなら、熱が引いてきている可能性が高い。最近こっちがべったりしすぎていないか、熱くなりすぎていないかも考えてみる。両思い手前の時期の浮き沈みの見方は、曖昧な関係とは?にもっとくわしくまとめてある。相手が返事自体をしてこないなら、既読スルーされたときどうする?を。
自分もよくそっけなく返してしまう。どうしたらいい?
普通のこと。誰でも疲れているときはある。疲れたら遅めに返す、なんなら明日返す。返すときに中身があればいい。無理に「うん」だけ送ると、相手は「話したくないのかな」と考えることになる。