LINEの終わらせ方は、思っているより簡単です。盛り上がっているうちに終わらせて、本当の理由を言って、次につながる話をひとつ残す。もう話したくないなら、はっきり言う。終わり方が気まずくなるのは、たいてい引き延ばしたときです。眠いのに無理して起きている、話すことがないのにスタンプを送りつづける。最後は「うん」のひとことで、会話がじわじわ冷えていきます。
ここでは4つの方法に分けて、それぞれによくある失敗も書いておきます。この記事の内容に性別は関係ないので、「相手」と書きます。
終わらせるときの目標:相手が次を楽しみにすること
うまく終われたかどうかは、最後の一言の出来より、相手がスマホを置いたときの気持ちで決まります。いい終わり方なら「今日は楽しかった」と思ってもらえます。まずい終わり方だと、相手は「やっと終わった」、あるいは「話したくないのかな」と感じます。
終わらせるのは、今日のこの一回分だけです。相手に伝わればいいのは3つ。今から離れること、本当に用事があること、またあとで話すこと。もっと言えば、今度会うこと。
先に、よくある心配をひとつ片づけておきます。自分から「おやすみ」と言うのが怖い。自分が終わらせたら、相手はもう戻ってこない気がする。この怖さの正体は、話をつなげなきゃという焦りです。会話が続くかどうかは、二人に興味があるかどうかで決まります。最後までがんばって起きていても、それは手に入りません。夜中の2時まで粘って、一言ごとに次の返しを考えていると、やりとり自体が重荷になります。相手にも「この人はいつでもいるし、いつ連絡してもいい人」と見えてしまいます。無料レッスン焦りは弱いサインで練習するのは、この「止められない」感覚に気づいて、その裏で自分が何をほしがっているのかを見ることです。
終わらせる前に:今どのあたりにいるかを見る
終わらせるタイミングは、だいたい次の3つのどれかです。
- すごく盛り上がっている。実はこれがいちばんいいタイミングです。理由は次の章で書きます。
- 話題が自然に区切りまで来た。ひとつの話が終わって、相手がスタンプか「笑」を返してきて、こっちも特に続けたい話がない。
- 相手の返信が短くなってきた。返事がだんだん遅く、短くなってきた。あるいは「先にお風呂入ってくる」と言われた。
3つめのときは、相手がもう締めに入ってくれています。無理に新しい話題を探すより、その流れに乗って終わらせるほうがずっといいです。
気まずくならない4つの終わらせ方
1. 盛り上がっているうちに終わらせる
やり方:会話がまだ温かいうちに、先に「そろそろ」と言います。二人とも話すことがなくなるまで待ちません。
面白い話が出た直後、楽しいことを話し終えた直後に終わらせると、相手の記憶に残るのは最後のいい瞬間です。話題を出し尽くして、二人でスタンプを送り合うようになってからだと、相手が最後に覚えているのはその空白です。
「笑 笑いすぎたからもう寝る 明日9時から会議ある」
よくある失敗:盛り上がっているなら続けなきゃと思って、話せなくなるまで続ける。いいやりとりにはちょうどいい長さがあります。いいところで切り上げると、次がもっと楽しみになります。
2. 本当の理由を言う
やり方:実際にこれからやることを理由にして終わらせます。寝る、お風呂、残業、家族とご飯、明日早い。
本当の理由は言いやすく、相手も受け取りやすいです。「皿洗いしてくる 母に横からにらまれてる」は「ちょっと用事」よりずっと具体的で、適当にあしらっているわけじゃないことも伝わります。
よくある失敗:言い訳を作る。「充電が切れそう」「電波が悪い」は1、2回ならいいですが、何度も使うと相手にばれます。話したくないのに言い出せない人に見えてしまいます。ただ話し疲れたなら、「今日は疲れたから先に休む」と言えば、それ自体が本当の理由です。
3. 次につながる話をひとつ残す
やり方:終わらせるついでに、あとで続きを話せることをひとつ置いていきます。相手が明日やること、途中まで話した話題、ちょっとした約束。
こっちがちゃんと聞いていたことが相手に伝わるし、次の書き出しも自然になる。「何してる?」からやり直さなくていい。
この小さな引っかかりがあると、相手はこっちがちゃんと聞いていたとわかりますし、次に話しはじめるのも自然になります。「何してる?」から始めなくてすみます。
すごく盛り上がっているときに残す話でいちばんいいのは、そのまま会う約束を決めてから「おやすみ」と言うことです。
「そのラーメン屋 土曜に行こう もう寝る おやすみ」
LINEのやりとりは、ほとんどが気楽な雑談です。ときどき一歩前に進める。たとえば終わり際についでに誘う。この「8割は雑談、2割は目的のある話」という割合は、レッスン8対2の法則でくわしく説明しています。
よくある失敗:毎回質問で終わらせて、返さないと失礼な気分にさせる。残す話は「次に話せること」にしておいて、今すぐ答えなきゃと相手に思わせないようにします。
4. もう話したくないなら、はっきり言う
やり方:今日話し疲れただけでなく、このやりとり自体にもう興味がないなら、短く、正直に伝えます。
「話してて楽しかった でも友達みたいな感じだと思う 誤解させたくないから先に言っとく」
返信をだんだん短く、遅くして、相手に察してもらうより、ずっといいです。相手はがっかりするかもしれません。でも、忙しいのかなと何日も考えずにすみます。言うのは1回で足ります。相手が理由を聞いてきても、2回目の説明はいりません。
よくある失敗:どんどん短い返信で「ほのめかして」、相手が気づくのを待つ。気づく人もいますが、忙しいだけだと思って送りつづける人もいます。最後は二人とももっと気まずくなります。黙って消えられた側がどれだけつらいかは、いい感じだったのに急に返信が来ないに書いています。
LINEのおやすみはどう言う?気まずくならない言い方
おやすみは、いちばんよくある締めで、いちばん多くの人がつまずくところでもあります。自分が言いそうなものを選んでください。
| 場面 | こう言える |
|---|---|
| すごく楽しかった | 「今日すごく楽しかった もう寝る おやすみ」 |
| 相手が明日用事あり | 「明日早いんでしょ 早く寝て プレゼンがんばって」 |
| 次につなげたい | 「おやすみ〜 あのドラマ今日1話だけ見る 明日報告する」 |
| 話がもう区切りまで来た | 「こっちも寝る おやすみ」 |
毎回おやすみを言う必要はありませんし、毎日決まった時間におはようとおやすみを送る必要もありません。毎日の報告は、かえってべったりして見えます。もともと思いついたときに少しずつ話す関係なら、スタンプ1つで話が止まっても、そのままでいいです。すべての会話にきちんとした締めがいるわけではありません。レッスン話があれば話す、なければ止めていいが扱っているのも、空白を全部埋めなくていいということです。
相手が先に終わらせたときの返し方
相手が「先にお風呂入ってくる」「もう寝る」と言ったら、そのまま受け取って、引き止めません。
- いい返し方:「うん おやすみ」「いってらっしゃい また明日」。短く、相手が安心して離れられるように。
- こう返さない:「でもまだ話したい」「あと10分だけ」「もしかして話したくない?」
温かいうちに「もう寝る」と言う。
二人でスタンプを送り合うまで話しつづける。
本当の理由を言う。
「充電切れそう」を、相手にばれるまで使いつづける。
「いってらっしゃい また明日」
「あと10分だけ」
相手が行くと言ったら、本当に行くんです。無理に引き止めると、次に終わらせるのがもっと大変になります。相手が「どうやって終わらせたら、また引き止められずにすむだろう」と考えはじめるからです。
うまく終われているかどうかの見分け方
うまく終われていると、たいてい次のようなことが起きます。
- 相手から軽いおやすみか、楽しそうなスタンプが返ってくる。
- 次に話すとき、こっちが残した話から自然に始まる。
- スマホを置いたとき、自分が落ち着いている。「今のは変だったかな」と考えていない。
- 二人とも自分から話を振る。いつも同じ人ばかりが会話を支えていない。
毎回相手が先に終わらせて、こっちが追いかけている。あるいは相手の返信が回を追うごとに短くなっている。それなら終わらせ方より、お互いの温度が合っていないのかもしれません。LINEの返信がそっけないときを読んでみてください。やりとりの中身でよく詰まるなら、LINEの会話が続かないときに話のつなげ方があります。対面の会話をうまく終わらせたいなら、会話を自然に終わらせる方法へ。ほかのやりとりの悩みは、メッセージと誘い方のトピックページにまとめています。
セルフチェック:LINEの終わらせ方3問
1. すごく笑える話になったところで、そろそろ寝る時間。いつ終わらせるのがいちばんいい?
2. 相手が「先にお風呂入ってくる」と言った。どう返す?
3. このやりとりにもう興味がない。いちばんいいのは?
よくある質問
自分から先に終わらせると、興味がないと思われませんか?
温かく終われば、思われません。本当の理由を言って、次につながる話をひとつ残せば、相手は本当に用事があって、しかもまた話したいのだとわかります。話すことがなくなるまで粘るほうが、雰囲気は悪くなりやすいです。
LINEは必ずおやすみで終わらないといけませんか?
必ずではありません。話の途中で寝るなら、おやすみと言えば十分です。もともと1日に何通かやりとりするだけの関係なら、スタンプ1つで話が止まるのも普通のことです。毎日決まっておはようとおやすみを送る必要はありません。ふだんの二人のペースで大丈夫です。
終わらせたいのに、相手がずっと送ってきます。どうすればいいですか?
一度はっきり締めます。たとえば「本当にもう寝る また明日話そう」と送って、スマホを置きます。そのあと相手から来たものは、明日返せば十分です。相手がまだ送ってくるからといって、起きている必要はありません。
もう話したくないとき、そのまま返さなくてもいいですか?
相手に不快なことをされた、境界線を越えられたなら、返さなくても、ブロックしてもかまいません。ふつうの場合は、短く正直な一言のほうが消えるよりいいです。相手は考えつづけなくてすみますし、こっちもメッセージに追いかけられずにすみます。