社交辞令か脈ありかを見分けるとき、いちばん当てになるのは「誰が会話を続けているか」です。彼女が笑う、答える、LINE を教えてくれる。どれも愛想だけでできることです。自分から話題を出す、あなたに質問する、話す時間を延ばそうとする。こちらのほうが興味に近いサインです。
もうひとつ、見落としやすい点があります。あなたを「話していて面白い人」と思っていることと、男性として興味を持っていることは別の話です。話はすごく弾むのに、目を見ても、からかっても、色っぽい空気には一切乗ってこない。返ってくるのは丁寧な愛想だけ。こういう相手とはどれだけ長く話しても、たいてい友達で終わります。
この記事で扱うのは、話しているその場です。飲み会、サークル、声をかけたあとの数分間。まず表から見ていきます。
社交辞令か脈ありか:青・黄・赤信号の早見表
| 見るところ | 青信号:彼女が話をつないでいる | 黄信号:短いけど、まだ閉じていない | 赤信号:彼女は断っている |
|---|---|---|---|
| 話題 | 自分から話題を出す、あなたの話を広げる | 聞かれたことには答えるが、足さない | やり方を変えても「うん」「そうですね」だけ |
| あなたへの質問 | 聞いてくる、細かいところまで聞き返す | たまに「そっちは?」 | まったく聞かない、ほかの人と話し始める |
| 目を見る・からかう | 冗談に乗る、見返してくる、笑う、少し照れる | 愛想笑いはするが、乗ってこない | 眉をひそめる、笑わない、顔をそむける |
| 体とスマホ | 体がこちらを向いて、スマホはしまったまま | 半身で、ときどきスマホを見る | 体をそむける、後ずさる、帰ろうとする |
| 時間 | あなたが帰ると言うと「もう少し話そう」 | 急いでいる、友達が待っていると言う | 話し終わる前に立ち去る |
| 次の一歩を出したとき | すぐ乗る、自分から日時を出す | 「また今度」「機会があれば」 | 「大丈夫です」「いいです」、あるいは本気で彼氏がいると言う |
3つの信号はどれも、彼女が会話を続けるために手間をかけているかを見ています。感じがいいかどうかは二の次です。感じのよさは礼儀でも出せますが、話をつなぐには気持ちと手間が要るので、こちらのほうが当たります。
全部の行がそろう必要はありません。全体としてどちらに寄っているかを見れば十分です。信号は途中で変わることも覚えておいてください。最初は黄信号で、話すうちに青になることはよくあります。逆もあります。
青信号:彼女が会話をつないでくれている
青信号のいちばんはっきりした特徴は、あなたが黙っても会話が止まらないことです。
たとえば、ボードゲームカフェで同じテーブルの人と1ゲーム終えたところだとします。
ほかによくある青信号は、こんなものです。5分前にあなたが話したことを覚えていて、あとから聞いてくる。あなたが飲み物を取りに行くと言うと「私のもお願い」と言うか、一緒についてくる。あなたが店の名前を出すと「どこにあるの?行ってみたい」と聞いてくる。目を合わせたまま1秒長く止めると、笑って目をそらし、また見てくる。
青信号なら、空気が温かいうちに進みます。誘いたいとはっきり伝えて、その場で LINE を交換し、日にちまで決めてしまいます。青信号が示すのは、彼女がいまあなたと話したくて、あなたに興味があるということです。体に触れるかどうかは、やはりその場の反応で判断します。言葉より行動で気持ちを見る例は、無料レッスン言葉より行動を見るにもっとあります。
黄信号:短いけれど、扉はまだ閉じていない
黄信号はいちばん読み違えやすいところです。答えてはくれるし、態度も悪くない。でも話を足さないし、あなたへの質問もほとんどない。
あなた「この読書会、初めてですか?」彼女「そうです」。あなた「同僚に連れてこられたんですけど、そちらは?」彼女「友達の紹介です」。そして彼女は前を向いてしまう。
黄信号は、彼女が楽をしすぎていることがよくあります。あなたが質問を続け、話題を探し続けるので、彼女は答えるだけでいい。だんだん返事が雑になるのは当然です。ここでもっといい話題を探しても効きません。やり方を変えます。いったん止まって、目を見て、軽くからかいます。
「返事がずいぶん短いね。面接されてる?」
彼女が笑って話し始めたら、空気が温まってきた証拠です。急いでいる、友達が待っていると言われたら「じゃあ LINE だけ交換しよう。引き止めないよ」。それでも冷たいままなら、気持ちよく別れます。
やらないこと:やたらと盛り上げようとして、質問を5つ続けて投げ、何がなんでも話を広げようとすること。あなたが焦るほど、彼女は「この人はもう私に夢中だ」と感じます。
いったん止まって目を見て、軽くからかう。
質問を5つ続けて投げて、無理に話を広げる。
「じゃあ LINE だけ交換しよう。引き止めないよ」
「あと少しだけ。友達は平気だって」
「邪魔したね。話せてよかった」
話題を探し続けて、もう少し粘ればいけると自分に言い聞かせる。
赤信号:断られているなら、やめる
赤信号はこういうものです。「大丈夫です」「いいです」と言う、背を向けて立ち去る、後ずさる、やり方を変えても一言しか返ってこない、本気で彼氏がいると言う。これが見えたら、そこでやめて別れます。理由やほめ言葉やお願いを付け足すことはしません。
ここは区別が要ります。口先のためらいと、はっきりした「ノー」は分けて見ます。「それはちょっと……」と言いながら、その場を離れずこちらを見ているなら、ためらいです。何が気になるのか聞くか、冗談で軽くしてもいい。会ったばかりで笑いながら「彼氏いるんで」と言い、そう言いながら会話は続けている。これはたいてい断りの口実なので、冗談で受け流せば十分です。くわしくは「彼氏がいる」と言われたらを見てください。「大丈夫です」「いいです」と言って背を向けたら、それはノーです。そこで話し続けたり、あとをついて行ったりすれば、つきまといになります。信号の判断は、レッスン青・黄・赤信号でいろいろな会話を使って練習できます。
笑った、答えた、LINE をくれた。それでもまだ脈ありと言えない理由
この3つは「彼女は自分に気がある」証拠だと思われがちです。でも、どれもコストがほとんどかかりません。
笑う。笑いは人づきあいの潤滑油です。緊張したとき、気まずいとき、場をなごませたいとき、多くの人は笑います。接客の場でも職場でも、初対面の人の前でも、笑顔はほぼ標準装備です。
答える。質問されたら答える。これは礼儀です。答えたかどうかより、何を答えたかを見ます。聞かれたことにだけ答えたのか、少し何かを足してくれたのか。
LINE を教える。いちばん誤解されやすいのがこれです。多くの人にとって、連絡先を教えるほうが面と向かって断るより楽です。だからいったん教えて、あとで既読スルーにする。コロンビア大学ビジネススクールのフランシス・フリンとヴァネッサ・レイクは2008年に、頼みごとをする側は、相手がその場で「ノー」と言う難しさを低く見積もりがちだと示しました。見るのは2点です。LINE を交換する前に、彼女があなたの出す空気に乗っていたか。交換したその場で日時を決めようとしたとき、彼女が日にちを出してくれるか。その場を抜けるために教えた LINE は、追加しても意味がありません。レッスン社交辞令と脈ありを見分けるでは、自分から話をつなぐ人、短く答えるだけの人、もう断っている人を5つの場面で見分ける練習ができます。
分からないときは、一歩進めてみる
本当に見分けがつかないこともあります。いちばん楽なのは、あれこれ推測するのをやめて、一歩進めて彼女の反応を見ることです。
少しだけ圧をかける。話が弾んでいるところで一度止まり、目を見て、少し笑うか、軽くからかいます。興味がある人は乗ってきます。見返す、笑う、少し照れる、からかい返す。礼儀で付き合っているだけの人は、愛想よく笑って、無難な話題に戻します。
日時を決めて誘う。「話してて楽しかった。LINE 交換して、土曜にあのカフェ行こう」。彼女がすぐに乗るか、自分から別の日を出してきたら青信号です。「また今度ね」と言って日にちを出さないなら、興味はないと受け取って、笑顔で別れます。自然な聞き方はLINE やインスタを自然に聞く方法にまとめています。
たいていの人は、彼女が帰ってしまうのが怖くて、必死に話題を探して引き止めます。でも必死になるほど、彼女には「この人は私がいないと困るんだ」と映ります。あなたのほうも、彼女が本当に話したいのか、礼儀で付き合っているのか、ますます分からなくなります。一歩進めれば、答えはすぐに出ます。
信号の定義は用語集にもあります:青信号、黄信号。もう少し長い目で見たサインは好きな人が見せる脈ありサインに9つまとめました。誰にでも優しいタイプの相手なら、感じがいいだけか、気があるのかの比較表も使えます。ほかの記事は声のかけ方と話し始めのトピックにあります。
セルフチェック:社交辞令と脈ありを見分けられる?
1. 礼儀だけでなく、いちばん興味に近いのはどれ?
2. 返事はずっと短く、ときどきスマホを見るけれど、帰ろうとはしない。どうするのがいい?
3. 話はそこそこ弾んでいるが、礼儀なのか興味なのか分からない。どうする?
よくある質問
彼女がずっと笑っているのは、好意があるから?
そうとは限りません。笑顔は礼儀や緊張から出ることも多いです。当てになるのは、彼女が会話を続けているかどうかです。質問してくる、話を足してくる、もう少しその場にいようとする。そして、あなたが目を見たり、からかったりしたときに乗ってくるか。笑顔にこうしたサインが重なってはじめて、脈ありに近くなります。
LINE を教えてくれたら脈あり?
彼女が LINE でやりとりしてもいいと思っている、というところまでです。面と向かって断るのが気まずくて、とりあえず教える人もいます。交換したその場で次の約束を決めて、日にちを出してくれるか見ます。そのあとは、返信に中身があるか、自分から話しかけてくるかを見ます。
相手がただ礼儀で付き合っているだけなら、どう終わらせる?
切り上げる前に、もう一度だけ試してもいいです。止まって目を見て、軽くからかう。それでも愛想だけなら、返事のいらない一言で締めます。「邪魔したね。話せてよかった」。そして離れます。色っぽい空気にまったく乗ってこない相手から無理に LINE を聞いても、たいてい友達止まりです。締めの言い方は会話を自然に終わらせるにはにもっとあります。
話しているとき、相手がもっと話したいかどうかはどう判断する?
3つを見ます。誰が新しい話題を出しているか。彼女があなたに質問しているか。会話が途切れたとき、誰がつなぎ直しているか。答えが全部「自分」なら、新しい話題を探すのはいったんやめて、止まって目を見て、軽くからかいます。乗ってきたら続ける。乗ってこなければ切り上げます。
メッセージのやりとりでも信号は使える?
使えます。考え方は同じで、手がかりが返信の中身、自分から話しかけてくる頻度、誘ったときの反応に変わるだけです。スタンプや「笑」しか返ってこないなら、そのまま指摘していいです。「スタンプばっかりだね。話す気ない?」。返信が遅いのは赤信号とは限りません。彼女の生活のペースかもしれません。メッセージでの判断は既読スルーされたときどうする?を見てください。