知らない人が急に話しかけてきたとき、彼女が最初の数秒で判断しているのはひとつだけです。キャッチや勧誘なのか、変な人なのか、それとも自分と知り合いたい普通の男性なのか。この数秒で彼女が聞き取る言葉はわずかで、見ているのは目線が泳いでいないか、声が落ち着いているか、立ち方に余裕があるかです。だからナンパで練習するのは、主に話すときの様子です。セリフはその次になります。
来た理由を早く、はっきり言うほど、彼女は安心します。なかなか言わずにいると、彼女は「この人は何がしたいんだろう」と警戒を強めます。これが本サイトの考え方で、下の5つのステップもこの考え方に沿っています。
まずは流れをひととおり見てみましょう。2人がお祭りの屋台で、同じたい焼き屋の列に並んでいます。
ステップ1:知り合いたい人を見つけたら、3秒以内に近づく
気になる人を見かけたら、心の中で1、2、3と数えて動きます。迷う時間が長いほど怖くなり、怖くなるとたいてい行かずに終わります。無理やり行ったとしても、怖さと「どうしても話したい」という気持ちが両方顔に出て、彼女にはそれが気持ち悪さとして伝わります。だから怖くなる前に行くか、今回は見送るか、どちらかにします。
近づき方にもコツがあります。彼女が前を歩いているなら、まず斜め前まで回り込み、体を少し横に向けてから声をかけます。後ろから呼び止めたり、肩をたたいたりはしません。立つ距離はふつうでよく、体を前に乗り出す必要はありません。彼女が足を止めて話し始めたら少し近づいてもよく、彼女が一歩下がったら、こちらも少し下がって彼女が楽になれるようにします。
場所はあまり選ばなくて大丈夫です。商業施設、駅前の通り、本屋、週末の午後に人が多い場所は練習しやすいところです。通勤の途中や買い物中に気になる人がいたら、そのときに行ってもかまいません。周りの人の目は気にしなくていいです。彼女が電話中なら終わるまで待ちます。「急いでるんで」と言われたら、「引き止めません。LINEだけ交換して行きます」で締めます。
よくある失敗:気になる人のあとを通りひとつぶん歩いてから、やっと話しかける。そこまで引っぱると、こちらは緊張し、彼女は不気味に感じます。
ステップ2:ひと言で来た理由を言い、具体的なところをひとつほめる
最初のひと言で、なぜ来たのかを言います。これが来た理由を最初に伝えるということです。
「素敵だと思って、知り合いたくて声をかけました。そのコート、すごく似合ってます。」
ほめるのは、目に見えて、彼女自身のものにします。服装、目、雰囲気、手に持っている本など。「きれいですね」は誰にでも言えて、マスクをしている相手に言うとお世辞っぽく聞こえます。「キャッチとか勧誘じゃないです」とひと言足すと、彼女は安心しやすくなります。
言うときは言い切る形にします。「あの……LINE、聞いてもいいですか?」のような探る口調は、勧誘の人が毎日使っているので、彼女は反射的に断ります。先に謝ったり、断りやすい逃げ道を用意したりもしません。自分で「ここにいちゃいけない」と思っている人に、彼女が連絡先を教えたくなることはありません。言い終わったら黙って、彼女を見て、返事を待ちます。
「素敵だと思って、知り合いたくて声をかけました。」
道を聞くふりをして、10分話してからやっと連絡先を聞く。
目に見える具体的なところ。服装、目、手に持っているもの。
誰にでも言える「きれいですね」や、露骨なこと。
黙って彼女を見て、返事を待つ。
息つく間もなく話し続けて、どんどん早口になる。
最初のひと言のバリエーションは声のかけ方の最初のひと言の記事にまとめてあります。来た理由を伝えるレッスンでは場面ごとに練習できます。
よくある失敗:作った口実で話しかけること。道を知っているのに道を聞くふりをする、などです。口実を作り込むほど、彼女はあなたを「道を聞いてきた人」として扱います。あとから「知り合いたかった」と言っても、だまされたと感じるだけです。
ステップ3:話すときは自分のことも話し、異性としての興味を出す
彼女が返事をしてくれたあと、いちばん多い失敗は質問攻めです。「どこに住んでるの?」「仕事は?」と5問続けると、答えはどんどん短くなります。代わりに、質問を予想に変えます。仕事を当ててみる、地元の人かどうか当ててみる、そして彼女に訂正してもらいます。彼女が何か話したら、自分の話もひとつして、あなたがどんな人なのかを知ってもらいます。
話の中身はごく普通でかまいません。そのかわり、目線と声のトーンで、ひとりの女性として興味を持っていることが伝わるようにします。最初から最後まで丁寧で礼儀正しいだけだと、連絡先を交換できても、彼女はあなたを友だち枠に入れます。
細かいポイントをいくつか挙げます。
- ゆっくり話す。ひと言ごとに間をあけて、彼女が口をはさめるようにします。2秒の沈黙はそのままにしておいてかまいません。会話の沈黙が気まずいときも参考にしてください。
- 「よく声かけてるの?」と聞かれたら、短く堂々と答える。「そんなに。知り合いたい人がいたときだけ」。説明するほど、やましく見えます。
- 友だちと一緒なら、友だちも入れて話す。友だちを放っておかないことです。くわしくは相手が友だちと一緒のときの声のかけ方にあります。
よくある失敗:丁寧すぎる会話を続けて、彼女がよそ見を始めても何も変えない。そういうときは、いったん話を止めて彼女を見て、軽くひと言からかうと、彼女の意識がこちらに戻ってきます。
ステップ4:彼女の反応を見て、脈あり・時間がない・断りを見分ける
ナンパがうまくいかない人の多くは、3種類の反応を同じものとして扱っています。
| 彼女の反応 | 意味 | どうするか |
|---|---|---|
| 足を止める、こちらを見る、話が増える、質問を返してくる | 脈あり | 会話を続けて今日の予定を聞き、締めるかその場で誘う準備をする |
| 「友だちを待ってて」「急いでるので」 | たいていは時間がないだけ | 「じゃあLINEだけ交換して、また話そう」。交換したら行かせる |
| 「彼氏いるんで」 | 言い方しだい | 笑いながら言って話も続いているなら、たいていは断りの口実。冗談で受け流す。真顔で言われたら「わかった」と言って別れる |
| 歩き続ける、こちらを見ない、歩きながら「はい、はい」 | 興味がない | ゆっくり話してみて、それでも止まらなければ行かせる |
| 「結構です」「いいです」、背を向けて去る | はっきりした断り | やめて、あいさつして別れる。理由を聞かない、ついて行かない |
最後の行には交渉の余地がありません。「結構です」と言われてから言い方を変えてもう一度頼むのは、つきまといです。くわしくは「嫌よ嫌よも好きのうち」は誤解の記事にあります。「彼氏いる」が本当か口実かの見分け方は彼氏がいると言われたらを、こういう場面の練習は彼氏がいる・人を待っているときのレッスンを見てください。
距離感のつかみ方や、彼女が一歩下がったときの下がり方は、彼女が一歩下がったら、こちらも一歩下がるレッスンで練習できます。
よくある失敗:彼女が止まらないのに、横について歩きながら話し続け、連絡先をもらうまで離れない。そうして手に入れたLINEは、彼女がその場を逃れたかっただけなので、家に帰ったらブロックされます。
ステップ5:締める。時間があればその場で誘う
話がはずんでいるときは、誰と来たのか、このあとどこに行くのか、いつまでいるのかを自然に聞きます。ひとりでぶらぶらしていて暇だと言ったら、そのまま飲み物に誘います。
「ひとりなんだ。じゃあ、そこでコーヒー飲もう。」
用事があって行かなければならないなら、LINEを交換して、その場で次の約束を決めます。「コーヒーに誘いたい。今日か明日で」。彼女が「時間があれば」と言ったら、「本当に時間ある?」と聞いて、予定を確定させます。言い終わったらさっと離れます。名前を言って「じゃあLINEで。またね」。だらだら居残らないことです。
彼女が「えっと……」と迷っていたら、軽くひと言足してもかまいません。「勧誘とかじゃないから大丈夫。コーヒーに誘いたいだけ」。「いいです」と言われたら「わかった、じゃあね」で終わりにします。
うまくいったかどうかは、彼女が足を止めたか、目を合わせたか、もっと話そうとしたか、軽いからかいに乗ってきたか、また会う気があるかで判断します。LINEを交換できただけでは数に入りません。あなたが立ち去らないので、彼女が気まずくて教えた連絡先は、たいてい会う約束までつながりません。
ナンパで断られたあと、どう立て直すか
断られて嫌な気持ちになるのは自然なことです。覚えておいてほしいのは、彼女はあなたのことを知らないということです。彼女が断ったのはその1回の声かけで、あなたという人間の価値を、見知らぬ人が決めることはありません。頭の中でひと言に置き換えます。「まあいいや、次」。声をかけられた時点で、たいていの人より前に進んでいます。この考え方への切り替えは、無料レッスン「ノー」ひとつで自分を否定しないで練習できます。
家に帰ってから振り返るのはいいことですが、自分を裁かないでください。振り返りの3つの質問を使います。自分は何をしたか、彼女は何をしたか、どこが運だったか。断られた理由の多くは、そのときの様子にあります。目をそらした、早口だった、お願いするような口調だった。身長や顔のせいにしすぎないことです。
結果を決めるのは、声をかけた回数と続けた期間です。毎日2、3人に決まって声をかけて数か月続けるほうが、週末に1日で50人に行って平日は外に出ないより効果があります。
断られたその場の数秒をどう締めるかは声をかけて断られたときを、そのあと数日の気持ちの整理は断られてつらいときを見てください。緊張そのものが壁になっている人は自信をつけるにはが参考になります。話しかけ方や出会いのテーマは声かけ・話しかけのトピックにまとめてあります。
セルフチェック:声をかけられるか3問で確認
1. 最初のひと言として、いちばんいいのはどれ?
2. 話しかけたら、彼女は歩きながら「はい、はい」と言うだけで、こちらを見ず、止まらない。次はどうする?
3. 彼女は「急いでるので」と言うけれど、こちらを見て笑っている。どうする?
よくある質問
ナンパは迷惑行為やセクハラになる?
近づいて「知り合いたい」と伝えるのは、ごく普通の社交です。迷惑行為になるのは、彼女がはっきり「結構です」と言った、背を向けて去った、それでもついて行く、何度も求める場合です。最初から下品なことを言う、後ろから体に触れるのも同じです。口説くこととハラスメントの違いの記事に例がもっとあります。
電車の中で気になる人がいたら、声をかけてもいい?
かけてかまいません。いつもどおり来た理由をそのまま言い、ふたこと、みことでLINEを交換します。車内で長々と話さないことです。彼女が返事をせずにスマホを見続けるなら、そこでやめて、次の駅で車両を変えます。そのために彼女と同じ駅で降りて、改札の外までついて行くことはしません。
ナンパでLINEを交換したら、いつメッセージを送ればいい?
場所によります。彼女が午後のあいだに何人にも声をかけられるような商業施設なら、1、2時間あけてから送ると埋もれずに済みます。人の少ない場所なら、別れてすぐ送ってもかまいません。できればその場で次の約束を決めておき、メッセージは日時を詰めるために使います。
女性から声をかけてもいい?
もちろんです。来た理由をはっきり言う、堂々とした口調で話す、相手の反応を見て締める。どれも男女で変わりません。女性から声をかける例は女性から男性に声をかけるにはで読めます。