金曜の夜のお祭り。彼女は友だちと輪投げの屋台で20本投げて1本も入らず、2人でしゃがみこむほど笑っています。隣に立つあなたのかごも、1本も入っていません。
彼女の横に友だちがいると、最初に「どうやって友だちを引き離そう」と考える人が多いです。うまくいくのはその逆で、友だちも会話に入れてしまうことです。友だちが退屈して放っておかれると、しばらくして彼女を連れて行ってしまいます。友だちが楽しんでいれば、彼女も気楽に話せます。
ここではよくある5つの場面に分けて、何を見るか、どうするか、何をしないかを説明します。
場面1:彼女が友だちとふたりでいる
タイミングの見方:2人がぶらぶらしている、遊んでいる、笑っていて、深刻な話をしているわけでも急いでいるわけでもない。輪投げのように一緒に失敗している場面は話しかけやすいです。あなたもちょうど同じことをしているからです。
どうするか:話しかけるときは2人に向けて言います。
「こっちも20本投げて全滅。あのビン、絶対油塗ってるでしょ。」
2人とも笑ったら、その話の流れのまま続けて、ひとつ聞きます。「お祭り目当てで来たの?それとも通りがかり?」。打ち解けてきたら、彼女に来た理由を言います。「おもしろい人だなと思って、知り合いたくて話しかけた」。友だちを避けて言う必要はありません。堂々と言ったほうが、友だちもかえって安心します。
しないこと:友だちに背を向けて、彼女とだけ話すこと。友だちが放っておかれると、彼女は友だちに気をつかって上の空になり、友だちもすぐに帰りたがります。
場面2:彼女がグループの中にいる
タイミングの見方:3人以上で道を歩いているときは、たいてい一緒にどこかへ向かう途中で、呼び止められたい気分ではありません。話しかけやすいのは、もともと初対面の人と交流する場です。友だちの集まり、サークルの活動、セミナーのあとの交流タイムなど。
どうするか:グループの会話に加わるつもりで入ります。まずグループ全体に話しかけ、今話している話題に乗ります。何往復かやりとりをしてから、彼女に意識を向けます。グループの会話に入る手順はグループの会話に入るにはの記事にまとめてあります。
しないこと:ネットでよく見る「まず友だちを落とせ」という説があります。友だちに気を配るのは正しいのですが、ご機嫌取りを演じるのはやめましょう。友だちにずっと愛想笑いをして話題を探し続けていると、彼女にはお願いしているようにしか見えません。普通に話して、全員が話に乗れれば十分です。
場面3:彼女の友だちが居心地悪そうにしている
見方:友だちが腕を組んでいる、ずっとあなたを見ている、返事が短い、ときどき彼女の顔色をうかがっている。
どうするか:友だちに直接話しかけ、軽い話題にして、誰かを連れ出すつもりはないと伝わるようにします。冗談でもかまいません。「勧誘じゃないし、連れ去ったりもしないから安心して」。それでも空気が固いままなら、早めに締めます。彼女に「LINE交換して、また話そう」と言ってから別れます。
友だちが警戒する理由はいろいろあります。今夜3人目に声をかけてきた人かもしれませんし、その友だちがもともと守ってあげるタイプなのかもしれません。気にしなくてかまいません。
しないこと:自分がいい人だと長々と説明して友だちを説得しようとすること。説明に力が入るほど、やましく見えます。
場面4:友だちが彼女を連れて行こうとする
友だちが彼女の腕を取って「もう行こう、終電なくなる」と言い、彼女が振り返ってあなたに笑いかけます。彼女が帰るのは今は時間がないというだけで、あなたと知り合いたくないという意味ではありません。ここでチャンスを逃さないように、10秒で連絡先を交換します。
「じゃあ行く前にLINE交換しよう。また話そう。」
交換したら、2人を行かせます。
しないこと:
- 「待って、あと5分だけ話そう」と無理に引き止める。友だちはますます早く彼女を連れて行きたくなります。
- 2人のあとについて少し歩き、まだチャンスがあるか様子を見る。これはつきまといにしか見えません。
- 友だちに頼んで、彼女の連絡先を聞いてもらう。欲しいなら自分で直接彼女に聞きます。
彼女自身が「いいです」と言った、あるいは友だちに連れられて彼女もそのまま歩き去り、振り返らない。そうなったらそこで終わりにして、笑って2人を見送ります。体が後ろに下がる、返事がどんどん短くなるなど、彼女が終わりにしたがっている他のサインは、彼女が一歩下がったら、こちらも一歩下がるで練習できます。友だちがいるときの加減は、彼女に連れがいるときのレッスンに場面がもっとあります。
場面5:あなたも友だちを連れている
2対2で一番多いのは、あなたと彼女は話がはずんでいるのに、あなたの友だちと彼女の友だちが横で顔を見合わせているだけ、という状況です。しばらくすると、彼女の友だちが退屈して彼女を連れて行ってしまいます。
うまくいくのは、4人で一緒に話すか、自然に2組に分かれることです。あなたの友だちと彼女の友だちが打ち解けたら、あなたはそのまま彼女と話を続けます。とにかく誰も置いてけぼりにしないようにします。あなたの友だちの口調がきつすぎる、しつこく連絡先を聞こうとする、というときは、止めるのはあなたの役目です。
ひとりで声をかけに行くのもまったく問題ありません。無理に友だちを連れて心強くする必要はありませんし、遠くを指さして「友だちがあっちにいて」とひとりであることをごまかす必要もありません。
話しかけるとき、締めるときはこう言う
話しかけるときは2人に向けて、目の前の共通のことから入ります。
「さっき話してたたこ焼きって、入口の近くの屋台?いつも見つからなくて。」
彼女と知り合いたくなったら、彼女本人に言って、言ったら黙ります。
「2人と話せて楽しかった。あなたと知り合いたい。LINE交換しよう。」
「いいです」と言われたら、「わかった」と返して、声の調子も変えません。締めるときは、2人に向けてあいさつします。
「じゃあ邪魔しないね。楽しんで。」
その場の全員に話し相手がいるようにすること。これが彼女の友だちに気を配るのレッスンで練習することです。話しかける前のタイミングのつかみ方や来た理由の言い方は、ナンパのやり方:5つのステップを見てください。バーならバーで声をかけるのはアリ?が参考になります。ほかのテーマは声かけ・話しかけのトピックにあります。
2分の流れ:話しかける、打ち解ける、締める
- 話しかけるときは2人に向けて言う。目線も言葉も、その場の全員に向けます。
- まず全員が乗れる話をする。行列、この店、このイベントなど、友だちも口をはさめる話です。打ち解けたら、知り合いたい人に向き直って来た理由を言います。
- 締めははっきり言う。連絡先が欲しければ彼女本人に言います。2人が帰るなら、10秒で交換してすぐに行かせます。
友だちが「この子、彼氏いるから」と冗談っぽくガードしてきたら、彼女本人の反応を見ます。彼女が笑っていて、まだあなたと話しているなら、たいていは友だちがふざけているだけなので、冗談で受け流せば大丈夫です。彼女自身が真顔でうなずいて「いる」と言ったら、「わかった」と言って別れます。
2人に向けて、目の前のことを話す。
友だちに背を向けて、彼女とだけ話す。
友だちに直接話しかけ、冗談を言い、空気が固ければ早めに締める。
自分がいい人だと、どんどん力を入れて説明する。
「行く前にLINE交換しよう」。交換したら行かせる。
あと5分と引き止める、または2人のあとをついて行く。
関連する練習:彼女の友だちに気を配る、声をかけないほうがいいとき。
セルフチェック:友だちがいるときの加減を3問で確認
1. 彼女が友だちと輪投げの屋台で笑い転げている。どう話しかけるのがいい?
2. 2分話したところで、友だちが「もう行こう、終電なくなる」と言い、彼女が振り返って笑う。どうする?
3. あなたは友だちと一緒で、彼女も友だちと一緒。正しいのはどれ?
よくある質問
女性が友だちと一緒のとき、声をかけてもいい?
かまいません。話しかけるときは2人に向けて言い、話すときは2人とも入れて、知り合いたい人には直接そう言います。2人が明らかに私的な話をしている、どちらかがすごく機嫌が悪そう、というときはタイミングを変えます。
2人ともかわいいときは、ひとりに絞るべき?
最初は絞らなくてかまいません。2人と話すだけです。打ち解けてから、特に知り合いたいほうに、そう伝えます。失礼にならないようにと2人ともから連絡先を聞く必要はありません。片方と口説き合ってもう片方にやきもちを焼かせるのもやめましょう。2人ともあなたを軽く見ます。
友だちが先に帰って、彼女は残った。話を続けていい?
かまいません。彼女が自分で残ることを選んで、まだ話しているなら、このあとどこに行くのか自然に聞きます。予定がなくて暇だと言うなら、そのまま近くで何か飲もうと誘います。彼女ももう帰ると言うなら、LINEを交換して別れます。
友だちに「この子、彼氏いるよ」と言われたらどうする?
彼女本人の反応を見ます。彼女が笑っていて帰るそぶりもないなら、たいてい友だちがふざけているだけなので、冗談で受け流します。彼女自身が真顔で「いる」と言ったら、「わかった」と言って別れます。本当か口実かの見分け方は彼氏がいると言われたらにまとめてあります。