浮気する人は変わるのか。変わる人もいれば、変わらない人もいます。そして最初にどちらなのかを見抜ける人はいません。浮気した本人もです。だから、あなたが先に当てる必要はありません。「もう二度としないと誓う」の一言より、ずっと確かなことが3つあります。相手がすべての責任を引き受けているか、自分から透明にしているか、そしてその2つが何か月も続くか。チャンスをあげるかどうかは、あなたが選ぶことです。離れると決めるのに、相手が変わらないと先に証明する必要はありません。
浮気がわかった最初の数日は、たいてい頭がぐちゃぐちゃです。片方では相手が泣きながら「本当に悪かったとわかってる」と言い、もう片方では友だちが「浮気は治らないよ、一回やる人は何回でもやる」と言う。どちらもあなたのかわりに結論を出そうとしていますが、結論は、証拠を見たあとであなたが自分で出すものです。
「浮気は治らない、一回やる人は何回でもやる」は本当?
この言葉が広く出回っているのは、覚えやすく、傷ついた人から難しい判断をひとつ取り除いてくれるからです。でも半分しか合っていません。
心理学者のケイラ・ノップらは、484人の2つの恋愛を追いかけました。1つ目の関係でほかの人と性的な関係を持った人は、次の関係でもそうする確率がほかの人の3倍でした。だから「過去の行動は未来を予測する」には一理あります。でもこれは集団の平均で、目の前のこの一人のことまでは言えません。何度も繰り返す人もいれば、本当にそれきりしなくなる人もいます。
それに、「浮気」という一語の下には、とても違うことが入っています。
| 状況 | それがあなたに伝えること |
|---|---|
| 一度きりの過ちで、あなたが気づく前に相手が自分から話した | 相手は、あなたに知られる結果を引き受けるつもりがある |
| 一度きりの過ちで、あなたが見つけてから認めた | 相手はもともと隠し通すつもりだった |
| 何か月も続く二股で、段取りも嘘もあった | 隠すことはずっと続けてきた選択で、一時の衝動では説明できない |
| 前にも「二度としない」と言っていた。今回が初めてではない | 「変わる」という言葉は、もう一度試されている |
この表は誰かの言い訳を探すためのものではありません。どれも裏切りで、どれもあなたが離れていい理由です。この表が役に立つのは、手元の証拠がどこを指しているかをはっきり見るためです。何が浮気にあたるのか、心の浮気や「ちょっとした浮気」との境目はどこかは、どこからが浮気?にまとめています。
もうひとつあります。理由がわかったとしても、それを言い訳として受け取る必要はありません。「最近ずっと放っておかれてた」「あのころケンカしてたから」は本当かもしれませんし、関係の問題は取り出して話し合えます。でもそれで隠したことが正しくなるわけではありません。理由を話せて、しかもその理由に責任をなすりつけない。それ自体が、次に話す責任の引き受け方です。
判断材料1:責任
責任を引き受ける人は、一度に全部話します。あなたが少し掘り出すたびに少し認める、ということはしません。新しいことがひとつ掘り出されるたびに、信頼はまたゼロに戻るからです。責任をあなたに、相手の人に、その日飲んでいたお酒になすりつけず、「早く立ち直ってよ」とせかすこともしません。
| 責任を引き受ける言い方 | 責任をなすりつける言い方 |
|---|---|
| 「隠すと決めたのは自分。自分が悪い」 | 「向こうから言い寄ってきたんだ」 |
| 「知りたいことは何でも答える」 | 「もう終わったことなのに、何度も聞いて意味あるの?」 |
| 「すぐには信じてもらえないのはわかってる」 | 「もう謝ったでしょ。これ以上どうしろっていうの」 |
| 「怒るのも悲しいのも、当然だと思う」 | 「そっちがずっと詮索してこなければ、こうはならなかった」 |
もっと見えにくいなすりつけ方もあります。あなたに自分の記憶を疑わせることです。「そんなこと言ってない」「考えすぎだよ」「記憶違いでしょ」。何が起きたのか自分でもだんだんわからなくなっていると気づいたら、時間、やりとり、見たものを書き留めてください。レッスン記憶の書き換えは、記録を使って「私の記憶違いかも」に対抗する方法を扱っています。ガスライティングのサインも見てみてください。
判断材料2:透明さ、それも自分からのもの
透明さで大事なのは向きです。相手が自分から出すもので、あなたが掘り出すものではありません。
自分からの透明さはこういうものです。聞かれる前に今週の予定を話す。相手の人と本当に連絡を絶ち、どうやって絶ったかもあなたに知らせる。あなたが気にしそうなことが起きたら、先に言う。あなたが細かいことを聞いても、同じことをもう3回目に聞いていても、逆ギレしない。
受け身の協力はこういうものです。スマホを見せてと言うと、不機嫌な顔で渡してくる。あなたが聞かなければ何も言わない。1か月たつと「俺は犯罪者じゃない」と文句を言い始める。
「毎日スマホをチェックする」を修復の方法にすることはおすすめしません。起きたばかりのころに確かめたくなるのはごく普通のことです。でも半年たってもまだ毎日チェックしないといけないなら、そのチェックはもう信頼を立て直すものを超えて、信頼のかわりになっています。いい透明さは、あなたがだんだん確かめなくてよくなるものです。修復の間に二人がそれぞれ何をするかは、恋愛の信頼の築き方でもっとくわしく分担を書いています。
判断材料3:時間、それもあなたの時間割で
いちばん当てにならないのは、わかってからの最初の2週間です。花、毎朝毎晩のメッセージ、呼べばすぐ来る、泣きながらの誓い。失うのが怖いとき、こうしたことはほとんど誰にでもできます。変わったかどうかは何か月もかけて見ます。熱が冷め、あなたが毎日見張らなくなったときも、相手は同じでいるか。
何か月かたったとき、変わろうとしている人にはたいてい次のことが見えます。
- 小さな約束を守る。何時に着くと言ったらその時間に着き、電話すると言ったら電話する。
- ある日あなたが急にまた悲しくなって、あのことを聞いても、きちんと答える。「もう終わったことでしょ」とは言わない。
- 相手が、そもそも一線を越えた原因に自分で向き合っている。たとえばカウンセリングに通っていて、具体的に何をしているか言える。
- あなたが言わなくても、透明さが続いている。
信頼は小さなことから少しずつ積み重なるものです。無料レッスン言ったことをやる人かは、小さな約束を守るかどうかで人を見る方法を教えていて、ここではとくによく当たります。
それから、時間割はあなたのものです。3か月たっても、ある夜に急に崩れてしまうかもしれません。それは普通のことです。「もう立ち直っているべき」と決める資格は、相手にはありません。
もう待たなくていいのはいつ?
次のサインが出たら、それ以上時間をあげる必要はありません。
- 同じことが2回目、3回目と起き、毎回「これが最後」と言う。
- 見つかったときにだけ謝り、ふだんは何も言わない。
- 「信じて」と言うのに、行動はまったく変わっていない。
- 透明さが2週間しか続かず、そのあとまたスマホを伏せて置くようになり、予定もあいまいになる。
- 「出て行くなら死ぬ」「離れたら後悔するぞ」で引き止める。これは引き止めを超えて、脅しです。
あなたは離れていいのです。相手の同意も、相手が変わらないという証明も、先に許すこともいりません。自分の一線がどこにあるのかわからないなら、レッスン離れるべきときはいつ?で、ひとつずつ書き出せます。「別れるべきか」を整理したいなら、別れるべき?に照らし合わせられる8つの問いがあります。
浮気がわかって相手を問い詰めたあと、相手が脅す、つきまとう、物を投げる、あなたのスマホやお金を管理するようになったなら、まず安全を第一にしてください。緊急のときは110番です。DV相談+(0120-279-889)には24時間相談できます。誰かに話を聞いてほしいときは、よりそいホットライン(0120-279-338、24時間)があります。
許す、残る、気持ちの整理をつける:3つは別のこと
多くの人が動けなくなるのは、この3つをひとつに結びつけてしまっているからです。
許しても、残らなくていい。誰かを許して、そのうえで離れることもできます。先に残って様子を見て、まだ許していない、ということもできます。許すのは、あなたがこの出来事と折り合いをつけるやり方で、相手に借りがあるわけではありません。
残ると選んでも、負けたことにはならない。もう一度やってみると選ぶことは、弱いとか、だまされやすいということにはなりません。証拠を見て決めたことで、罪悪感や「こんなに長く付き合ってきたのに」に押されたのでなければ、それはあなたの決めたことです。
気持ちの整理がついても、覚えてはいる。整理がつくというのは、その出来事が毎日の気分を左右しなくなる、ということに近いものです。残るにしても離れるにしても、助けになることがいくつかあります。
- 夜中に細かいことを何度も問い詰めないこと。いったん知ってしまうと、頭の中で何度も再生される場面があります。必要なのは決めるのに足りる情報で、細かいことを全部知る必要はありません。
- 信頼できる友だち一人か二人に話し、一人で抱え込まず、ネットで公にもしない。
- 性的な関係があったなら、性感染症の検査を受ける。自分を大事にすることで、少しも恥ずかしいことではありません。
- 残ると決めたなら、カップルカウンセリングがとても助けになります。離れると決めたなら、個人カウンセリングも助けになります。
最後にひとつ。浮気されたことは、あなたが十分かどうかとは関係ありません。浮気は相手が選んだことです。レッドフラッグや操作についてのほかの記事は、レッドフラッグのトピックページにあります。
セルフチェック:証拠を見ているか、誓いを聞いているか3問で確かめる
1. 浮気がわかってからの2週間、相手は毎日花を持ってきて、朝晩メッセージを送り、泣きながら誓った。これでわかることは?
2. あのことを3回目に聞いたら、相手に「もう終わったことなのに、何度も聞いて意味あるの?」と言われた。これに近いのは?
3. 離れると決めたのに、心のどこかで「まだ彼が変わらないと証明していない」と思っている。より正しい見方は?
よくある質問
浮気されたらどうする?最初にすることは?
別れるかどうかを急いで決めなくていいです。自分に数日あげて、信頼できる人にそばにいてもらい、睡眠と食事を大事にしてください。性的な関係があったなら検査を受けます。気持ちが少し落ち着いてから、上の3つの判断材料で相手の様子を見て、チャンスをあげるかどうかを決めます。
浮気を許したら、また繰り返す?
誰にも保証はできません。見られるのは、その後の相手の行動です。すべての責任を引き受けているか、自分から透明にしているか、そしてそれが何か月も続いたか。この3つがそろっていても、繰り返す確率がゼロとは言えませんが、少なくともあなたは誓いを聞いているだけでなく、証拠を見て判断しています。
浮気相手に会って問い詰めるべき?
ほとんどの場合おすすめしません。問い詰めても、つらくなる細かい話がもっと出てくるか、あなたには止められない言い合いになることが多いからです。あなたがほしい答えは、パートナーから出てくるべきものです。浮気相手があなたに嫌がらせや脅しをしてくるなら話は別で、証拠を残して助けを求めてください。
よりを戻したあとも、ずっとあのことを思い出す。普通?
とても普通のことで、何か月も続くことがありますし、ある日ふと引き金が引かれることもあります。大事なのは、あなたがその話を出したとき、相手がきちんと向き合うかどうかです。何か月たっても思い出す回数がまったく減らない、あるいは相手が「いつまでも昔のこと蒸し返して」と嫌がり始めたなら、どちらもカウンセラーに相談するサインです。